卵巣がんを発症する原因はどういったものがあるのでしょうか、現在、卵巣がんの原因ははっきりと特定できてはいません。
統計学上、卵巣がんを引き起こすといわれているくつかの要因を挙げてみましょう。
まず、初潮の年齢が早かった、閉経の年齢が遅かった、妊娠・出産経験がないまたは出産の時期が遅いという要因が挙げられます。
卵巣がんを引き起こすといわれている理由のひとつが、排卵時に卵巣の表層上皮が傷つき、その傷ついた表層上皮が卵巣の内部に入り込み、その部分に卵巣がんができるといわれています。
そのため、初潮の年齢が早く、閉経が遅い、妊娠・出産経験がないということは、排卵の回数が多くなるということで、卵巣の表層上皮が傷つく回数も多くなるため、卵巣がんができる確率が高くなるといわれています。
妊娠している期間と無月経期間は排卵がないため、排卵があるときに比べると卵巣がん発症のリスクは軽減されます、また、そういった理由からピルを服用している人も、卵巣がん発症の確率は低くなります。
また、遺伝的な要因として、家族の中に卵巣がん、乳がん、大腸がんになった人がいる場合にも、卵巣がんになる確率が高くなります。
がんになる原因として、遺伝子の変異が関係しているということは立証されており、卵巣がんにおいても、がんになりやすい遺伝子異常の家系によるものが原因であることが立証されています。
そのほか、排卵誘発剤の使用、子宮内膜症、多嚢胞性卵巣症候群、骨盤内炎症性疾患なども卵巣がんの原因として考えられています。
さらに、肥満や高カロリー・高脂肪の偏った食事も卵巣がんを引き起こす原因のひとつではないかといわれています。